徳川秀忠誕生の井戸は、静岡県浜松市にある秀忠の生誕地とされる場所です。
秀忠誕生の時に産湯として使われた井戸が、この辺りにあったそうです。
残念ながら現在は残っておらず、再現された井戸がある状態です。
徳川秀忠誕生の井戸・由来
入口脇には、この地を秀忠誕生の井戸とする由来が記されています。
こちらが、秀忠誕生井戸の由来です。
誕生井戸の由来
誕生井戸はここの西方約五十メートル位のところにあった。昔、その一帯は旧城下であり家康の在城当時には下屋敷が構えられていた。二代将軍徳川秀忠の生母は、家康の側室西郷の局で秀忠の出産は同下屋敷でおこなわれた。その時使われた産湯の井戸を誕生井戸という。その井戸は明治の頃まで残っていたそうである。
また、ここの北方の誕生橋は秀忠の生まれた下屋敷が誕生屋敷と呼ばれたことに因んでの命名である。浜松市
引用元:浜松市『誕生井戸の由来』(記念碑碑文)
徳川秀忠公誕生の井戸
Birth Well of Tokugawa Hidetada江戸幕府2代将軍、徳川秀忠公出生の地
The birth place of Lord Tokugawa Hidetada, the second shogun of the Edo Shogunate.家康公の側室である西郷局が2代将軍秀忠公を生んだとき、産湯としてこの辺りにあった井戸水が使われたという伝承をもとに作られた井戸です。出生地とされる場所は2説あり、1説はこの付近。もう1説は浜松城二の丸の北にあったといわれています。
引用元:『徳川秀忠公誕生の井戸』(案内看板)
従って、史跡としての価値自体は低いかと思いますが、浜松駅や本多忠勝屋敷推定地・遠江分器稲荷神社から浜松八幡宮へ向かう道すがらにありますので、立ち寄ってみるのはありだと思います。
徳川秀忠誕生の井戸
こちらが、徳川秀忠誕生の井戸の概観です。
奥にあるのが井戸です。
残念ながら、この井戸は「場所は2説あるうちの1説としてこの地」に「秀忠の産湯に使われた井戸は既に残っていないが再現してみた」というものです。
浜松家康の散歩道
敷地内には「浜松家康の散歩道」の順路を案内する看板が設置されています。
また、コースの詳細な経路図も案内されています。
私も今回、ほぼこのルートにある「家康公ゆかりの地」を旅しました。
(私の場合は浜松市博物館に行かず、替わりに三方ヶ原の戦いの古戦場跡に行きました)
浜松の家康公スポットを一通り網羅していますので、皆さんもぜひ参考にしてみてください。
アクセス・案内情報
- 名称:徳川秀忠誕生の井戸
- 住所:静岡県浜松市中区常盤町141-25
- 交通:遠州鉄道鉄道線「遠州病院駅」下車徒歩0分