2018年度最後の日ということで、本年度の通教生ライフにかかった「費用」をまとめてみたいと思います。
2018年度にかかった費用
あくまでも参考程度ということで、以下の通り集計してみました。
a | 修得単位(全てスクーリングで修得) | 16単位 |
b | 学費(年間)3年生かつ在籍2年目以降 | 80,000円 |
スクーリング受講料 | 150,000円 | |
教科書(テキスト)・参考書代 | 22,032円 | |
合計 | 252,032円 |
※「教科書(テキスト)・参考書代」はシラバスで指定の書籍から実際に購入した書籍の購入費用。
※スクーリングにおける交通費等や通信費等は含まず。
2単位あたりの平均費用(b/a)=(252,032円/16単位)×2
2単位あたりの平均費用=31,504円
上記の式が適切な考え方と言えるのかについては、1つの考え方程度に捉えて頂ければ幸いです。
ですが、こうして振り返って整理してみると「意外と金かかってんな〜」というのが、率直な感想です。
もっとも、単位修得試験で単位を修得していけば、投資効率という意味では格段に良くなると思われます。
ただ、私の場合はあくまでもスクーリングで単位を修得していく方針であるため、年間でいくら学費がかかろうとスクーリングを履修していく方針に変更はありません。
では、なぜかかった費用をまとめてみたのかと言いますと、学習を1つの投資と捉えて投資効率的な発想から見直してみようと思ったからです。
学習に対する投資効率
人的資源管理論における能力開発(人材育成)の部分についてテキストを漁った際に、教育を投資と捉える考え方を見つけました。
人的資本理論では,教育を「投資」とみる。したがって,この理論に立脚して,大学卒業者と高校卒業者の生涯賃金を比較すると,一般的には,多くの教育を受けた前者の方が高くなるであろうと推測される。しかし必ずしもそうであるとは限らない。その理由は,大学進学に要した費用,放棄所得(大学に進学しなければ得られたであろう4年間の税引後所得のこと),さらには最近の学歴間賃金格差の縮小など,すべてを考慮に入れて比較しなければならないからである。
学文社『人的資源管理論の基礎』第8章 企業内教育訓練・能力開発とキャリア開発(西川清之)2010 P.124より引用
上記のテキストは、企業における能力開発について論じている文脈です。
しかし、社会人として就労する傍、自らの意志で通信制大学に入学して学習を行うという自己研鑽は、自らに対する能力開発と言えるでしょう。
「大学進学に要した費用」を仮に1年間で250,000円程度、「放棄所得(大学に進学しなければ得られたであろう4年間の税引後所得のこと)」については既に社会人であることから「大学に進学しなければ得られたであろう副業の税引後所得」と読み替えて,さらには「最近の学歴間賃金格差の縮小」も考慮に入れた場合、はたして「通信制大学で学習する」という選択肢は合理的なのでしょうか。
これだけの、決して安くない「投資」に対して、見合うだけの「リターン」は得られるのでしょうか。
答えは、人によりけりとしか私には言えません。
そもそも、通信制大学で学習する学生は老若男女多岐にわたり、それぞれの背景や環境も本当にバラバラで人それぞれです。
私の場合は、仕事で役立つ知見を得るという目的と同時に、ライフワークとして取り組んでいるという部分があり、趣味と実益を兼ねるという状況です。
ですが、やはり入学したからには卒業したいと思いますので、今後も継続して学習に当たる所存であります。
しかしながら、学費という側面から通信制大学を考えてみるのも、改めて「何を費やしてこの道(通信制大学での学習)を進んでいるのか」を意識する1つのキッカケになると思い、今回は少し考えてみました。
結論(?)
通信制大学で学ぶということに対して、どのような価値をどの程度の価値として見出すかは人それぞれなので、その価値を最大化できるようこれからも頑張ろう!
※筆者個人の感想です。