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経営管理論Ⅰ:第1回〜第2回(春期スクーリング2019)

春期スクーリング

2019年度春期スクーリング『経営管理論Ⅰ』の講義内容について、書ける範囲で書いていこうと思います。

本科目は春期スク水曜6時限目、経済学部商業学科では専門選択必修科目となっております。

担当は松本潔(マツモトキヨシ)先生で、大変人当たりの良い語り口で授業して下さり好印象の先生です。ちなみに、自己紹介時に自身の名前が某大手ドラッグストアと同じ名前だから恥ずかしい的な小話をして下さりました。

本授業の後となる7時限目も、同じく松本先生がご担当されております。

経営学特講[サービス・マーケティング論]:第1回〜第2回(春期スクーリング2019)
2019年度春期スクーリング『経営学特講[サービス・マーケティング論]』の講義内容について、書ける範囲で書いていこうと思います。本科目は春期スク水曜7時限目、経済学部商業学科では専門選択必修科目となっております。担当は松本潔(マツモトキヨシ)先生で……

なお、今回の春期スクでは履修登録者数64人との事です。

第1回 オリエンテーション&経営学(経営管理論)の特徴

概要

2019年4月10日(水)6時限目

配布物:以下の通り。
2019年度・春期『経営管理論Ⅰ』
同裏面スライド資料:第1回経営学(経営管理論)の対象と特徴
理論集(授業で取り扱う各理論についてまとめられているプリント集)

オリエンテーション

配布物:2019年度・春期『経営管理論Ⅰ』の内容に沿って、「出席状況の調査手続き」に関する説明、「単位認定条件」に関する説明、「授業の進め方」に関する説明、「テキスト・参考書」に関する説明、「次回以降の授業スケジュール」に関する説明、単位取得試験の実施予定日」に関する説明。

「出席状況の調査手続き」に関する説明として、全授業の1/2以上の出席がなければ単位取得試験の受験資格がなくなる事の説明(本科目では7回以上の出席が必要とのこと)。

「単位認定条件」に関する説明として、平常点30%+単位取得試験70%での判定になると説明。単位取得試験の試験内容は授業の総復習的な内容になるとのことで、持込不可にて実施(あくまでも「個人的印象」ですが、毎回の授業を真面目にきちんと受講して、通常程度の準備をして試験に臨めば単位を頂く事は出来そうな印象)。

「授業の進め方」に関する説明として、各回の授業で取り扱うテーマの分類を説明。
第1回:オリエンテーション
第2〜4回:「科学的管理」と「管理課程(マネジメント・プロセス)」
第5〜6回:人間関係論
第7〜10回:行動科学における近代的モチベーション手法
第11〜13回:行動科学における近代的リーダーシップ手法

「テキスト・参考書」に関する説明として、毎回の授業時にプリント配布あり、他に初回配布の理論集を使用する事を説明。なお、参考書は藤芳誠一(泉文堂)『経営基本管理』で、理論集は本著の抜粋との事。藤芳氏は松本先生の恩師だそう。

「次回以降の授業スケジュール」に関する説明はシラバスの通り。

単位取得試験の実施予定日」に関する説明として、試験実施予定日は2019年7月17日(水)18:45〜19:45で実施との事。

第1回 経営学(経営管理論)の対象と特徴

経営学(経営管理論)の対象

「経営学」とは何か? という、おさらい的な内容で定義と歴史をさらっと触る感じ。

キーワードは「マネジメント」と「組織」。

「マネジメント」の定義はサイモンによる定義とファヨール(ファイヨール)による定義がある。

「組織」の定義については、受講済みの人的資源管理論にて既に学習していた通りの定義だった。

経営学(経営管理論)の特徴

「実践性」「学際性」「社会科学の一領域」の3点。

この辺りは受講済みの「経営組織論」で既に学習していた通りのポイントだった印象。

現代企業の特色

「大規模性」「社会的影響力の増大」「革新(イノベーション)」「国際化(グローバル化)」「情報化」の5点。

個人的な印象としては、この辺りからいよいよ経営管理論の授業が始まる的な印象でした。

第2回 伝統的管理論Ⅰ「科学的管理法」(F.W.テイラー)

概要

2019年4月17日(水)6時限目

配布物:スライド資料『法政大学 経営管理論Ⅰ「科学的管理法」』

内容

皆さんご存知、フレデリック W.テイラーの「科学的管理法」です。

受講前に、一応平易な翻訳版として有賀裕子翻訳版の『新訳 科学的管理法』ダイヤモンド社(2009)を読んでおきました。

その効果も多少はあったのかもしれませんが、各キーワードについての説明を聴く際に「ああ、この説明はあの話(エピソード)の事だな」と具体的にイメージしながら受講できたので、非常に分かりやすく受講できました。

個人的な印象としては、テイラー・システムが1985年〜1911年という、およそ100年超も昔に発表されており、このような事(科学的管理法)を考えて試行錯誤しながら構築した人がそんなに昔にいたのかという驚きがあります。

「成行管理」や「組織的怠業」など、残念ながら今日においても蔓延している企業もあるし、従業員のモチベーションアップについて「差別出来高給制度」の考え方は「インセンティブ」として活かされてているし、「課業管理」や「時間研究(標準作業時間)」といった考え方も今日ではサイクルタイムとして普及しておりますし、「職能別職長制」は今日における職能別組織の原型となる制度だったりします。

そして、科学的管理法はその後、H.L.ガント(工程管理表として有名な、あの「ガントチャート」の考案者だと説明され、個人的には第2回講義で最も驚いたポイントでした)、F.B.ギルブレス(『新訳 科学的管理法』にも登場していた人)、H.フォード(あの「T型フォード」で有名)らが継承・発展・実践していったとの事。

次回の第3回講義では、テイラーと共に「経営管理論の礎を築いた」と称されるアンリ・ファヨール(ファイヨール)の「管理課程論」を取り扱うとの事で、そちらも今から楽しみです。

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