「法政大学発祥の地」記念碑とは、法政大学の前身となる東京法学社が明治13年に設立された場所に建てられた、法政大学発祥地の記念碑です。
JR御茶ノ水駅で下車して目の前の明大通りを明治大学側に進むと、東京都千代田区神田駿河台1丁目の明大通り歩道上にあります。
法政大学市ヶ谷キャンパスへ行く方は、その際に少し寄り道してみるのも良いと思います。
はじめに
以前、筆者の在籍する法政大学通信教育部マスコット・りぽたん(法政通教_未公式マスコット)@Ripotan_Hoseiがこんなツイートをしていました。
引越しといえば…
JR御茶ノ水駅から駿河台下に向かう途中に「法政大学発祥の地」の碑があるよ🌟ここにあるって知ってた? pic.twitter.com/dbnzLFA1HW
— りぽたん(法政通教_未公式マスコット) (@Ripotan_Hosei) June 27, 2019
このツイートを見て以来、一度は見てきたいと思うものの中々行く機会がありませんでした。
しかし、ようやく行ってきましたので記事にしてみようと思います。
順路
最寄駅となる、JR御茶ノ水駅で下車します。
御茶ノ水駅前の大通りが「明大通り」です。
この明大通りを明治大学駿河台キャンパス側に進みます。
明治大学駿河台キャンパスが見えてきたら、そろそろ到着です。
明大通りの歩道上に記念碑が設置されております(明大通りを挟んで、明大と反対側の歩道上です)。
「法政大学発祥の地」記念碑
「法政大学発祥の地」記念碑です。
写真奥のビルが、明治大学駿河台キャンパスです。
法政大学発祥の地
法政大学の前身である東京法学社は、一八八〇(明治十三)年四月、旧駿河台北甲賀町十九番地池田坂上(現在、千代田区神田駿河台一丁目八番十三)に設立されました。
翌年五月、東京法学社の講法局が独立して東京法学校となり、その開講とともに日本近代法の礎を築いたフランス人法学者ボアソナード博士による講義が始まりました。
その後、和仏法律学校を経て、一九〇三年八月、法政大学と改称されました。二〇一一(平成二十三)年五月 建立
引用元:「法政大学発祥の地」記念碑
ちなみに、記念碑に書かれた碑文の通り、東京法学社が設立されたのは明治13年(1880年)4月ですが、僅か8ヶ月後の同年12月には神田錦町へ移転しております。
なお、記念碑の地図に示されている通り、本当の「発祥の地」はこの記念碑から僅かに離れた場所となります。
現在は病院の私有地となっているため、記念碑の設置場所には出来なかったのではないでしょうか。
さいごに
「発祥の地」や「発祥地」「始まりの地」などといった言葉に弱い筆者としては、今回の「発祥の地」も満足の史跡巡りとなりました。
【関連記事】今までに訪れた発祥の地
ちなみに、この「法政大学発祥の地」記念碑には裏面にも文字がありまして、明大側から見ると「法政大学発祥の地」と掘られている文字が見えます(写真は撮り忘れました……)。
案内情報
- 名称:「法政大学発祥の地」記念碑
- 住所:東京都千代田区神田駿河台1丁目(明大通り歩道上)
- 交通:JR中央線(快速)、JR中央・総武線、東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」
下車徒歩1〜2分
【参考サイト】法政大学Webページ
Vol.44 法政大学史跡「法政大学発祥の地」記念碑
「法政大学発祥の地」記念碑が完成しました