今回は、江戸時代にベストセラーとなった料理本『豆腐百珍』に書かれている豆腐料理「真の八杯豆腐」の再現に挑戦しました。
材料も調理工程も至ってシンプルなものとなっています。
なお、調理に際しては参考文献を下地としております。
真の八杯豆腐の材料
1人分
- 絹ごし豆腐
- 八杯汁(だし汁6:酒1:醤油1)
- 大根おろし
真の八杯豆腐レシピ・作り方
だし汁と酒を鍋に入れて火にかけ、沸騰させる。
醤油を加えてさらに一煮立ちさせる。
絹ごし豆腐を入れる。
豆腐が浮き上がる頃合いで器に盛り、八杯汁をかけてから大根おろしを盛り付ける。
完成。
感想
『豆腐百珍』には作るのにハードルが高そうなレシピもありますが、この真の八杯豆腐は作るのがとても簡単で、昔の料理再現に挑戦するにはもってこいのレシピです。
味もクセがなく食べやすいので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
「何時代の人もこれを食べていたのか」と思いを馳せながら頂くと、美味しさも増しますよ。
参考文献
福田浩・杉本伸子・松藤庄平[2008]『豆腐百珍』(新潮社)
車浮代[2014]『シンプルで粋。今すぐつくれる江戸小鉢レシピ』(講談社文庫)